おすすめスノボ板。
初心者の人は前回のスノボ板の選び方も参考に。
一応、私のスノボのバックボーンを少々説明しますと、20代の頃にグラトリに憧れていたのでグラトリブランドや要素に目が向きがちです。年齢を重ねて体力低下やカービングへ興味の比率が変化してきた事もあり、今は「楽しく楽に滑る」を目標に、中低速でオールラウンド志向の道具を選ぶ事が多くなってます。
今回はソフトフレックス、ハイブリッドキャンバーという要素で集めてみました。
【初心者向け】板選びの心構え的な話。
メーカーの違う似たような性能の板を比較するのは難しいです。オンラインストアでメーカーを跨いでフレックス等を評価しているサイトがありますが、それを信じて購入したとしても比較対象の板も同時購入しなければ実際どっちが良かったかなんて分かりません。参考にはなりますが。
実際にショップに行くべきか?…行けたら行きましょう。ですが、気になる板を納得いくまで曲げさしてくれる店なんてないし、曲げても乗った感覚とは違いますし、弱メンタルの私はそんな事言えません(笑)スタッフの話を聞いて判断。相談できる事自体がメリットです。
一番良いのは前シーズンに試乗会で乗ってみる事ですが、候補の板全てを試乗するのは難しいと思います。例えば1番欲しい板は試乗なくて、2~3番候補の板に試乗して調子良かったら余計に迷いませんか?(^_^;)まぁ色々試乗するのは楽しいし、板選びの経験値は増えます。
結局のところ巡り合わせです。ある程度絞ったら、最終的には好きなブランドや好きなデザインを優先して、あとは予算との兼ね合いで選べば良いと思います。(とは言え、私も毎回すごく悩みます)
今回のソフトフレックス、ハイブリッドキャンバーという要素の板なら…
- カービング〇
- グラトリ弾き系△~〇
- グラトリ乗り系◎
- ジブ〇
- キッカー△~〇
どれでもこれくらいの性能だと思って見るのが良いと思います。
RICE28 DIVERSE
数シーズン前のモデルですが、現在私がメインで乗っている板。
グラトリオールラウンドの定番モデル。弾き系、乗り系、ラン系なんでも適応。グラトリで注目されやすいですが、中低速での板の扱いやすさ、乗りやすさがあるので初中級者におすすめ。グラトリもカービングも色々やりたい人向け。反面、何かに特化しているワケではない。高速域では少々不安定。ハイブリッドキャンバー。ソフトフレックスだけど張りがある。トーション使いやすい。モデルによってソールをシンタード、マイクログラファイトから選べる。ステンレスエッジで錆びにくくメンテナンスが楽。(ただしスチールに比べると剛性がない)
ラントリでおなじみ「いぐっちゃん」が乗っている板。
NOVEMBER D4・DX4
D4はNOVEMBERで最もソフトフレックス、エントリーモデルとされる。ソフトフレックスだけど高反発な構造。ですが、どちらかと言えばグラトリではプレス、乗り系に向いている性能。初心者のトリック練習、脚力の無い人にも良いのではないかと思う。クセのない乗り心地。
DX4はD4のバランスを調整してフリーライディング時の安定性を高めたモデル。流行りのラントリに対応させたエントリーモデル。フレックスはD4よりややハード。結果、グラトリだけでなくカービングも、オールラウンドに乗りたい人向けのソフトフレックスボードという印象。
D4、DX4ともにフリーキャンバー(=ハイブリッドキャンバー。メーカーで呼び名が違うくらいと考えて良い)でボードコントロールしやすい。
どちらも初中級、中低速オールラウンドに使えそうですが、グラトリ基礎や乗り系中心ならD4、カービングへの興味が高いならDX4がおすすめか…
011 DOUBLE FLY
数シーズン前のダブルスピンに乗ってました。ルーズな乗り味でドライブやプレスには向いていると思います。けど、ダブルキャンバーはエッジグリップ力が弱く初心者やラン性能重視したい人にはお勧めしにくいので今回はダブルフライ推し。また、011は特にグラトリど真ん中のブランドって印象あるのでグラトリ熱が下がったりカービングの比重が高くなってくるとコレじゃない感は出てきます。
011と言えば「高反発、高回転のフラットキング」「クセなくソフトな乗り味のダブル」というくらい代表的なボード。最もソフトなフレックスとトーション。クセの無い乗り心地。私が乗ってたモデルのは違いましたが、超軽量フォームコア使用で軽量化、ボード操作もより軽快になったようです。推奨速度域は中低速。初心者から乗りやすいですが、やはりこのブランドはグラトリ中心にやりたい人におすすめです。
フラットツインキャンバーで板操作しやすい。(ハイブリッドキャンバーと同じ)
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YONEX GROWENT
ヨネックスと言えばカーボンボード。軽量。反発が早い。木材と違い品質が一定で個体差がない。
グロウエントはメンズのグラトリカテゴリで最もソフトフレックスなボード。中低速の乗り系トリックがやりやすい。板さばき、バランス感にも優れて乗りやすく、スノーボード初心者がスキルアップを目指すのにも適している。上記で紹介したボードよりやや低価格なのも嬉しい。
イージーライドキャンバー(ハイブリッドキャンバーと同じ)
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DEATH LABEL BLACK FLAG
スーパーソフトなフレックスとトーション。軽快なボードコントロール。バンブー(竹)素材で独特のしなり反発感がある。やや低価格。ダブルキャンバーの「BLACK FLAG DW」というモデルもあるので注意。中二っぽいブランドネームやドクロのデザインが好きな人にはハマる。私は好きですよ(゚∀゚)
ローキャンバー仕様。…キャンバーのアーチが低い。ほど良い操作性と反発性。ハイブリッドキャンバーと同じような効果。
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FNTC TNT©
PCだとカタログページが表示されません。私だけ?(^_^;)
スマホなら見れました。
TNT©はグラトリだけでなくカービングもしやすいハイブリッドキャンバーモデル。ソフトフレックスだがノーズ、テールには張りがある。トーションが使いやすい。ハ二カムコア構造で軽量化。スウィングウェイトが軽い、回し込みしやすい。TNT®というダブルキャンバーモデルもあるので注意。やや低価格。
YouTubeで瀧澤憲一さんが何度も紹介しているボード。
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K2 GEOMETRIC・WWW
以前はコスパの良いグラトリボードと言えばWWWというイメージがあったくらい人気のボード。初心者が使うには十分な性能でお手頃価格。20-21で廃盤になってしまいました。5年ほど前に乗っていた事がありますが、ソフトと聞いていた割にはやや堅く、やや重く感じました。初心者が上達するのにはお手頃ですが、本当にソフトで扱いやすい板を求めるなら違います。
21-22からはジオメトリックが後継機としてのポジション。少し柔らかく設定したフレックスで乗り系のトリックに適し、反発が良くスウィングウェイトも軽い。扱いやすいフリースタイルボード。という説明ですが昔のWWWと同程度ならミディアムフレックスくらいの可能性はありそう。WEBカタログのフレックスらしき表には10段階中の3表記になっているが、5段階の3と表示しているのをいくつかのオンラインストアで見ました。でも、低価格なのが魅力。値下げもされやすい印象。廃盤のWWWを狙えばさらに安くお買い得。
コンビネーションキャンバー(ハイブリッドキャンバーと同じ)